筍に誘きだれて

印西市
04 /24 2023
実家の母は、わたしたちが遊びに行くのを待っているのかもしれない。二週間前に行ってグリルをしたばかりだが、「たけのこをもらったけど要らない?」と電話がかかってきた。「宅急便で送る? どうする?」と言っていたけれど、たぶん取りに来てほしいのだと思った。この週末は行くか行かないか迷っていたので、たけのこに誘き出されて行ってきた。
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ハリルが掘ったたけのこ。いただいた筍の他に、これも掘って茹でた。
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掘った筍はすぐに皮を剥いて切り、米糠と唐辛子を入れて30〜60分茹でる。今回は一本だけだったので45分くらい茹でた。たくさんいただいたという筍は母が既に茹でていてくれたので、バケツに入れて持って帰ってきた。
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実家に行くと密かに楽しみにしているのが、桑の木のチェック。順調に実が育っている。
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母が植えたブラックベリーも花がたくさんついている。これがラズベリーだったよかったのに。ブラックベリーが実る時期は両親が実家にいるので、収穫をしたことがない。その代わり、ブルーベリーの季節は両親は北海道へ引越してしまうので、いつも採らせてもらっている。
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今回はチキンをグリルした。道中に中国系の輸入食品店を見つけて、ハリルは大喜びしている。その店で冷凍の丸鶏を買ったのだが、子羊の頭などなんでも揃っていて、案の定頭を買うというので、全力で止めた。

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たけのこ掘り

印西市
04 /10 2023
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さて、土の表面に筍が見つけられるだろうか? これは崖の上から眺めた斜面で、下まで降りて行くと竹林に当たる。竹林というよりは、ただ竹が群生している感じで、その下には家が建っている。竹林に遮られてお互い見えることはないのだが、田んぼの周りなので向こうは農家なのだと思う。
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先端部分が少し出ていた筍だが、斜面だったので掘ったらきれいに全体が現れた。それにしても細くて強い根が絡まって、掘るのはけっこう大変だ。周りにザクザクッとシャベルを入れ、絡まっている根を取り除いたら、最後に根より上の果肉の部分にシャベルを素早く強く入れて切る。慣れると、この一連の作業が数分でできるようになった。
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みんな大好き旬のたけのこ!
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翌日に採った大きな筍はすでに地上に出ていたので、結局食べる部分はどれよりも少なかった。それでも食べたいから採ってくれという父。父もハリルも筍が大好きだ。でも残念ながら、父はもう自分で掘るほどの力がなくなってしまった。
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実家の敷地の外の崖部分に育った桑の木。市のサービスが草刈りに来てくれるときに、この木は切らないよう頼んでいる。去年初めて剪定をしたら、今年は実がなりそうな、いい感じになった。そういえば、イランでも簡単に育って実が採れたのは桑の木だった。
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すでに実(花?)がついていて、期待大だ

木の根が抜けない場合

印西市
09 /12 2022
実家の裏手には、倉庫が乱立しています。この倉庫を置いたのはほんの数年前ですが、それまではここに木の垣根がありました。家の裏手は道路に面しているので、よくよくその存在を思ったことはありませんが、今思うとそれは紅葉する木のすてきな垣根でした。しかし両親はそれをすべて切って、倉庫を四つ置いたのです(他にも5個倉庫があるよ!)。
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今回わたしたちがした作業は、残っている木の根を取り除く作業です。業者にも見積もってもらったそうですが、車輌で機械を運んできて、職人に抜く作業をしてもらうと相当の金額がかかるため、おすすめしないと言われたようです。その業者さんだったら自分で抜くということでしたが、あいにく腰を悪くしていて作業はできないとのこと。その話を聞いたので、ハリルと二人でやってみようと思いました。
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こういう状態で、切った木の株から枝が伸びてきています。倉庫の下に入っているものもあります。
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一所懸命掘りましたが、根は地中で四方八方に足を伸ばしていて、根を鋸で切りながらしても、あまりに大変な作業だということはすぐに分かりました。薬をかけても、木は草と違って枯れないそうです。耳にしたそんな話を思い出しながらどうすべきか考えていたところ、ふとひらめいたのです。
枯れないのなら、死なないのなら、地表に出ないように幹をなるべく短く切って、土を被せて、土の中で眠ってもらえばいいのではないか? と。もしまた地表に出てきても、少しだけ周りを掘って同じ作業をすれば簡単です。でも実は、それよりも強くわたしの脳裏によぎったことは、木の根にはそのまま眠ってもらい、いつか倉庫をすべて取り除いたときに、また垣根として育ってくれるのではないか、ということでした。倉庫をなくすのはわたしかもしれないし、そうでないかもしれませんが、わたしはそういう未来に希望を見出しました。
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ハリルも同意して、すぐに作業をしてくれました。そしてこのとおり、木の根は抜かずに地面を平らにしたのです。
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わたしは、ここを通る母が転ばないよう、安全のために木の根を抜くことしか頭にありませんでした。なので、このすばらしいアイディアと結果に大満足で作業を終えました。
しかし、この話にはあまりハッピーではない続きがあるのです。

実家の庭で

印西市
08 /26 2022
友人を成田空港へ送ったその足で、実家に移動しました。九十九里から空港までは一時間くらい、空港から実家までは30分ほどなので、猫も連れて全員で出かけました。実家ではやりかけの庭仕事があったため、また一週間くらいの滞在です。
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青森の桃

今回は、花壇に詰まった竹の根を掘る作業をハリルが一人でしてくれました。母からは、花壇のバラや果樹に肥料をやるように頼まれているのですが、それらが植わっている土の中は竹の根が張ってパンパンになっていたのです。根を取り除かないと肥料を混ぜる隙もないということで、一所懸命掘っています。これまで母はそんな状態で肥料をやっていたんでしょうか。地面の上に置いていただけなのかもしれません。十分な場所がないのにどんどん果樹を植える父、吸収できる状態じゃない土に肥料をやる母。わたしが思うに、やり方がめちゃくちゃです。
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ブラックベリーを剪定しました
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最後にブルーベリーを摘んで、実家から自宅へまた移動です。
今回は実家に滞在中、ちょっとしたハプニングがありました。これがまたちょっとしたストレスへと繋がっていきます。。。

ブルーベリー

印西市
08 /03 2022
両親が北海道に転居する夏のあいだ、留守の実家をわたしたちが見ています。ときどき行って、換気をしたり庭の手入れをするだけですが、これがけっこうな作業量なのです。まず行くのに車を片道一時間以上運転しないといけないし、ゴミの日や別の用事を考慮して、九十九里での生活と調整しないといけません。猫も一緒に移動するし、野良猫の餌もセットして出かけます。住む場所が二ヶ所にある二拠点生活が日本でも流行り始めていますが、これはよっぽど財力・体力のある人でないと無理なことです。両親ともに80歳を超えましたが、彼らはいまだに三拠点生活を続けています。移動の度に色々とやらかしてはいるものの、けっこうなことです。いつまで続けられるのやら。
さて、今回は庭のブルーベリーを摘むためだけに実家に行ってきました。母が植えたブルーベリーが庭の二ヶ所にあって、前回摘んでから三週間が経ったので気になってしまい、行かずにはいられませんでした。
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被せてある網を除けると、熟している実はきれいについていました。母の堅いガードを鳥は突けなかったようです。
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左がハリル、右はわたしが摘みました。いい勝負ですね。かなりの量が採れて、思う存分に食べた残りはジャムにしました。

鯖のグリル

印西市
05 /30 2022
週末はひさしぶりに実家でBBQをしました。今回は、サバを丸ごと4尾買い、内臓をとって開いて焼きました。
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あらためて写真で見ると、父もハリルも歳とった! と感じます。自分もですけどね。父は祖母そっくりになってきたので、長生きした場合、おおよそわたしも同じルックスになるのでしょう。ううう😭
今回は、父が断捨離っぽいことをしているのを目撃しました。実家は、御多分に洩れずかなりものが多い家なのですが、リビングや玄関に溢れていたゴルフのトロフィーを、すべて処分しようとしていたのです。写真を撮って、ブツは捨てるそうです。主に海外赴任していた時に参加したコンペでもらったもので、十数個あったと思いますが、それを処分するということは、他にもなにか捨てたかもしれません。ただ、母が「隙間恐怖症」または「詰め込み症候群」なので、父の片づけで空いた空間は、きっと母が埋めることになるでしょう。

肝心のグリルは新鮮な魚でしたが、脂は乗っておらず、もっさりしてしまいました。鯖の旬は秋なので、今はアジ、イワシなどを焼くのがよさそうです。天気がよければまた来週グリルしようと思います。

たけのこ

印西市
05 /09 2022
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ゴールデンウィーク前に、実家でたけのこをもらいました。庭の先は崖になっていて竹も生えているので、筍がいい具合に出ます。崖の部分は市の所有地なので毎年何度か草が刈られ、十分な管理がなされていますが、去年は父が頼んだので、土留めもしてくれました。印西市は人口10万人で仕事で都内に通う人も多く、今年度から全部過疎となった九十九里町(人口1万5千人以下)とは行政の力量も違うことが分かります。
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コンクリから右側が実家の敷地で、フェンスには風除けのビニールをかけています。土留め工事では、フェンスの外側の土が慣らされ、コンクリの板で土留めがなされ、その両端には土嚢が置かれていました。コンクリの板から左側は急斜面ですが、わたしは枯れ葉などを捨てによく降りたり登ったりしています。この時も竹の皮を放れと言われたので、そこで作業をしていました。集中豪雨があったらここは土砂崩れするのか? ないとは言えませんが、これ以上打つ手はなさそうです。
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いつもは面倒なので母に頼んでいたアク抜きを、今年は初めて自分でしました。母がぬかと唐辛子をくれたので、茹でるだけで簡単でした。ネットで調べると、「外側の皮は剥がない」と書く人が多いですが、母は「できるだけ不要な部分を取ってから煮るといいよ」と言っています。農家の友人にでも聞いたのだと思います。きんぴらにして食べることが多いので、それでも十分筍の風味を感じます。何度も水を換えてさらして、できあがり。使いきれないものは、切ってだし汁に漬けて冷凍しました。ふと思いついたので、筑前煮を作ってみようと思います。

ふきのとう

印西市
03 /01 2022
三週間前ほど前に探った場所で、ふきのとうを採ることができました。ここのふきは、早いときは一月にも顔を出しますが、今年は目覚めが遅いのかもしれません。
実家の隣は空き地ですが、そこを崖に沿って下る斜面にオーナーさんが柑橘類の木やフキを植えたようです。採っていいと言われていますが、毎年採っている人はわたしの他にはいないと思います。
上に見えるのが両親の住む家で、これだけの斜面なので、摘み草が好きな母もさすがに降りてくることはできません。
これで、恒例のふき味噌を作りました。今回は母の冷蔵庫にあった出汁入り田舎みそを使ったので、ふき風味のみそ汁でも作ってみようかと思います。
庭のバラの木に小さな芽がたくさん出ているし、枯れかかっていたハーブにも鮮やかな緑の芽が出始めました。この湧き上がるような生命力を見ていると、人間にもきっと似たような芽生えがあるんじゃないかと思いました。わたしの場合は、やる気が出てきてウォーキングの頻度が上がったかな?
さて、やはり今日から日本への入国規制がだいぶ緩和されたようです。オミクロンが流行っていない国からの入国者でワクチンを3回打った人は、隔離も自宅待機もしないでいいとのこと。両親もそろそろ帰国するはずなので、週末は実家の水回りをピカピカにしたり彼らの寝室を整えたりしました。そこまで頼まれたわけではないですが、なぜかそういうことを必死にやってしまう性分です。相手のために必死になっているのかと言えば、そうでもないんですけどね。

印西市
01 /07 2022
関東の積雪の大騒ぎは、北国から見たら「それがどうした?」というレベルなのでしょう。しかしこれは大ごとです。
雪が「積もる」というのは本当にめずらしいことです。こんな日に東京に行く用事があるので、雪が降り始めた頃に九十九里町から実家へ移動しました。
ハリルは雪景色で写真を撮ってくれとサンダルのまま外に出ました。子どもみたいです。よく「若々しい」と褒められることがありますが、その度に「そう、精神年齢は8歳くらいですね」と水を差すイヤな奥さん。

ピザ

印西市
11 /29 2021
先週は晴れの日が続いて、いい気候でした。週末にはまた実家に行き、ハリルがひさしぶりにピザを焼きました。
風味を増すために、チーズのゴルゴンゾーラを買おうと道中にスーパーを5軒以上回ったのですが、そのうちの一軒でほんの一口くらいの塊が400円で売っているのを見つけただけでした。千葉では日常的にゴルゴンゾーラを食べる人もいないのだろうとは思いますが、翌日KALDIでは見つけることができました。BBQ当日は、冷凍してあったチーズ群の中にゴルゴンゾーラも入っていたので、ちゃんとおいしいピザができましたが。
ハリルは簡単にピザを成形していきます。手が覚えているんだと思います。わたしも今週末は二十年ぶりくらいに麻雀をしたのですが、符の計算は覚えていなかったものの、それ以外はまったくブランクを感じさせない、すばらしい手捌きでした😆。麻雀は子どもの頃に覚えたので、体がプレイする感覚を忘れないようです。
一枚目が焼けました。ハリルが切り分けてくれますが、切り方がユニークです。
今回は6枚焼いて、最後に焼けたのが一番出来がいいようでしたが、もうみんなお腹いっぱいで、お隣さんに朝ごはんとして持って帰ってもらいました。BBQをするときは、お隣の一人暮らしのお兄さんにもよく声をかけるのですが、若いと勝手に思っていたその人は、わたしと同い年だったのです。おじさんでした😂