おみやげ

北海道
09 /13 2021
北海道からのおみやげ(自分用)でわたしが一番期待していたのは、小豆でした。いつもは秋に戻ってくる母に買ってきてもらい、ぜんざいにして食べているのですが、これが本当においしいのです。スーパーで十勝小豆を買っても、この新鮮さは得られません。自分用に2キロ買ってきましたが、母に追加で頼もうかとすでに考えているくらい。まずはある分を食べ切ることを考えればいいのに、ついつい欲張ります。
六花亭のお菓子は、包み紙がツボだし、値段が手頃なので大好きです。トレードマークだった板チョコは、いつからか形が変わってしまい買わなくなってしまいましたが、それ以降はバターサンド一択となりました。
さて、肝心のアーラジャですが、わたしたちが帰宅したら、知らない人が来たときのように急いで外へ出ていってしまいました。顔も見たし、声も聞いたはずなのに、です。そして友人家族が初めて来たときとまったく同じように、お隣さんの屋根に登って変なところから家を覗いていました。しばらくそこで昼寝していて、いくら呼んでも帰ってきませんでした。
アーラジャは、普段から外で会うとまずは逃げるし、どうしてそういう態度をとるのか分かりません。それでも友人家族が帰った後に、ミャーと言いながら戻ってきて以降は、何事もなかったかのように暮らしているので、安心しました。二週間、とても大事にしてもらっていたようです。
帰った翌日はなかなかエンジンがかかりませんでしたが、夜にはいつものパンとケーキを焼いたので、よくやく市販のパンを食べなくて済むことになりました。北海道では食パンをとっかえひっかえ食べていましたが、どうにも耐えられず(ふわふわしていてパンを食べている気がしない!)、途中から日糧製パンという北海道の会社の「プチパン」というのに変えてみたら、これはけっこうイケました。
滞在していたのは両親が持っているマンションの別部屋で、二人くらいで暮らせるタイプのワンルームでしたが、料理も洗濯もできるので、次に行くときは何を持っていけばいいか、おみやげも考慮してどのくらいのバッグで行けばいいかがよく分かりました。食べもののことしか考えていないんですけど。

北海道での日々

北海道
09 /10 2021
滞在中、初めて雨が降りました。レインウェアを着て歩いていると、スウェーデンの森を思い出します。ハリルとの生活が始まったスウェーデンでは、雨でも雪でも裏山を毎日よく歩いたものです。スウェーデンでは「悪い天気はない。悪い服装があるだけだ」などと言うそうです。いずれにしても、森や海などの自然が家のすぐそばにあることは、健康的な日常を送る上でかなり大事な点だと思います。
そろそろ北海道滞在も終わりに近づいてきました。いくつかの温泉に行き、然別の温泉宿にも一泊しました。帰りに富良野に寄って食事をしたり、花のガーデンを覗いたり。そして道の駅や農園をめぐって料理して食べ、なかなか有意義な滞在でした。味のついた羊肉を買って、ジンギスカンも作りました。ハリルはそのネーミングに影響されているのか、北海道名物「ジンギスカン」が大好きになったようです。彼はいまだに、モンゴルを諦めていませんからね。
滞在中は健康に関するハプニングもいくつかありましたが、結果としてゆっくり休養できました。戻ったら秋の活動をしっかり行いたいと思います。
食べ切れなさそうな果物は、ジャムにしました。酸っぱかったりしていまいちのお味だったので、ちょうどよかったです。大きめに切ってすべての果物を一緒に煮てしまいました。
これは九十九里に帰ってからのお楽しみです。

農園

北海道
09 /09 2021
車でドライブすると、あちこちに農場があって、よく育った牛が草を食べています。クミシュテペと違って餌がありすぎるのか、食べずに休んでいる牛もちらほら。なんだか、泣けてきます。
80歳の父は自慢の車をビュンビュン飛ばしながら、農産物を買うためにあちこち連れて行ってくれます。ただ、ものすごいスピード狂で、乗っている方は生きた心地がしないので、前は見ないようにしています。
上は、農産物を直接売っている農園の一つ。十年くらい前にスウェーデンから来たときは、「にんにくを袋いっぱい詰めて300円」とか、魅力的な売り物があったのですが、失礼ながら、今回はあまりおもしろくありませんでした。テレビで今年は暑すぎた気候のせいで、たまねぎやじゃがいもが不作だと言っていたので、そういう背景もあるのかもしれません。
脇に設置されたうさぎ小屋は健在で、餌をやることができました。このうさぎたちは後に食べられてしまうんでしょうか。そんな気がしてなりません。
さて、今日までの戦利品はこのとおり。黄色のメロンは、メロンの国からきた砂漠人がめざとく見つけて買い占めました。わたしには分からないのですが、北海道のトマトの味はまったく違う(おいしい)とハリルは言っています。

とうきび

北海道
09 /07 2021
北海道に来ています。両親が住んでいるマンションの別部屋にしばらく滞在して、ワーケーション(ほぼバケーション)を過ごそうというプラン。友人家族に世話を頼んだアーラジャは、もうすっかりわたしたちのいない生活に適応しているようで、安心しました。でも本当は、かなりさみしいです。
来る前は、こちらに来たら山に登ろうなどと考えていましたが、あちこち痛かったりして調子が出ず、温泉に行ったり家でゆっくりすることになりました。家の近くにも大きな森の公園があるので、自然の中を散歩するには困りません。道路も歩道も幅が広くて、住宅街を歩くだけでも気分がいいです。気温が低いだけでなく、湿度も低いので、それも関東とは別の世界。
農園に野菜を買いに行ったり、道の駅を見たりしていますが、期待するほど野菜が豊富なわけではないようです。新鮮には違いないのですが、めずらしいものがあるということでもないし、値段が安いわけでもありません。そこはちょっと期待外れでした。コロナで人も集まらないので、農家の事情も変わったのかもしれません。


それでも千葉とは違うと思うのは、とうきび(とうもろこし)です。種類がいくつかあって、茹でてあるものも露店で売られています。近所の露店で売っているおじさんは気前が良くて、夕方に4本買ったら8本も持たせてくれました。毎日食べても消費が追いつかないくらい!
もう一つ、さすが北海道だなということは、牛乳の種類が多いことです。よつ葉乳業の特選という牛乳でヨーグルトを作り、スズメ(水切りヨーグルト)にしたらいつもよりおいしい気がしました。完全に気のせいだとは思いますが。両親が連れて行ってくれるのでレストランでも食べていますが、やはり家で食事を作るのがうちには合っているようです。