残暑
九十九里町夏の日々が続く。日中は日差しが強すぎるので、ハリルは朝6時すぎに海岸まで散歩に出かけている。本当はわたしもそうしたいのだが、なかなか早起きができないでいる。そんな言い訳をしているうちに、夏が終わってしまいそうだ。海岸は、休みの日は人出が多くて、平日はサーファーが主に海に浮かんでいる。
庭に植えたハーブは一段落させて、今度は花を植えてみた。苗を買ってきて埋めただけだけれど。
花を植えたのは生まれて初めてだが、やってみたら想像していたより楽しかった。ホームセンターや園芸店など、苗を買える店がいくつもあるので見て回り、最初は、配色を考えてかっこいい花壇にしようとか、いろいろ考えを練っていた。でも結局は、どこにでも売っているマリーゴールドなど季節の花を全部買って、端から植えただけだった。それでも庭がカラフルになって嬉しいものだ。
ローズマリー、ミント、フェヌグリーク、ラベンダーは鉢植えにして、庭の端に置いてある。地植えしていたら猫が苗を倒してしまったのと、カニやモグラが地下に穴を開けるので、これが解決策だろう。引越してきた当初、庭の端にこの赤い玉が敷き詰められているのをすべて除けてローズマリーなどを植えてみたのだが、今になってその理由がわかった。おそらく、カニやモグラが穴を掘りにくくするためだったのだ。
トマトはまだ実をつけ続けている。今年は千葉でもトマトの値段が高い気がする。一箱1,000円くらいのトマトを買うと、一個あたり60円台になる計算なので、今のところそれがうちの相場だ。
花壇はじつは、普段はネットで囲っている。ハーブを抜いた後の空き地を、アーラジャがトイレにするようになってしまったので、猫が入れないようこうするしかないのだった。花の苗を敷き詰めたらネットを外せるかと思っていたけれど、今朝はまた空いたところにコリアンダーの種を植えたので、しばらくこのままになりそうだ。どこでも動物と植物というのは、共存が難しい。