暮らし!

九十九里町
09 /30 2020
すっかり秋を感じるこの頃。過ぎてみれば夏は短かったけれど、しつこく続いた梅雨の後に、思い切りのいい暑さを満喫することができた。海辺の散歩が過ぎて、ハリルは熱射病にもかかってしまったが、病院にも行かずになんとか治すことができた。
季節が変わるので、今日こそ食品棚を整理しようとグラノーラを焼いた。食べかけのオーツ麦やアーモンドが数ヶ月放ってあったから、ここで一新だ。
クルミとクランベリー、それから板チョコを使うために、チョコレートブラウニーを焼き上げたときは、すでに日が暮れていた。
今日はパンも二回焼いて、その間に鍋の支度をしたので、文字どおり目が回った〜。
今日のごはんは、あんこう鍋にした。ハリルがご飯をおにぎりにして欲しいと言ったので、早めに炊いておいて、握っておいた。中身は、鰹節と梅干しを叩いたおかかだ。この家に引越して以来、炊飯器がないのでご飯は鍋で炊いているのだが、きちんと手順を踏めばそれなりにおいしく炊けるようだ。二合ほどの米は、1リットルの小さな鍋で炊いている。実家からもらってきたこの土鍋は小さすぎることが分かったので、さっそく大きなのを手配した。メルカリで。もうだいぶ長いあいだ、中古品を買ったり売ったりすることに、喜びを見出している。
さて、春にハーブを収穫するためには、10月くらいまでには種を蒔く必要があるらしい。そのため、植えていた花を庭の隅に移した。ジャングル化していたトマトをそっくり抜き取って、そこにマリーゴルドたちを植えた。アーラジャがさっそく土を掘り返したり、身を潜める場所にしている。

庭のトマト

九十九里町
09 /17 2020
5月に植えたトマトの苗4本は、四ヶ月経ってだいぶもさもさしてきた。直近の収穫のあと、もう今シーズンはいいかと思って脇芽をかくのをやめて放っておいたら、脇芽がどんどん出て成長しまくっていた。花も咲いているけれど、もう実はならない気がする。
花壇に植えた花は、マリーゴールドが異常に(?)成長して、間に挟まれて陽が当たらない花を抜く羽目になった。でもこれで、来年の花壇の方向性が見えてきた。
専用トイレに寄り添うアーラジャ。このおかげで花壇には入らなくなったので、網が撤去できた。 もう絶対に、家にあるトイレでは用を足さなくなってしまった。
最近、もう少し一所懸命ブログ記事を書いてみようと思い立ったのだが、あまりにもタイミングが悪いようだ。在宅勤務もあっという間に半年が過ぎ、目新しいことは起こらない。毎日の食事と、海への散歩と、小さな庭と猫。その繰り返しだ。日常には満足しているけれども、砂漠のように、びっくりするようなことが起きないなあ!

シナモンロール

九十九里町
09 /15 2020
イランにいたときから作りたいと思っていたシナモンロールをようやく、初めて作った。気候がだいぶ涼しくなったから、かもしれない。シナモンロールは、スウェーデン発祥という説もあるそうだが、かの北欧の地で食べた記憶がない(きっと独自の砂漠生活を送っていたせいだろう)。
作るのは思ったより難しかったのだが、シナモンロールを作る工程は大きく三つに分かれる。
一つは、生地を作るところ。二つ目はフィリングを作るところ(シナモンパウダーと砂糖を振りかけるだけなら、これは要らない)。三つ目は、グレーズを作るところ(これも省略可能)。だから基本的には簡単なのだが、それぞれの工程で凝ることもできるので、そうなるとボーッとしていられない。今回はジューシーにしたいと思い、洋梨を砂糖とシナモンで煮たペーストを作った。
ここまではおいしそうだったのだが
これもおいしかったのだが

ところができたペーストはフィリングとしては水分が多すぎて、生地に巻いたときに生地全体を濡らしてしまった。そのため、一つ一つのロールではなくて、崩れないよう天板にまとめて置く、ちぎりパンのような方法にするしかなかった。
結果オーライだったが、じつは生地の仕上がりも、思ったよりよくなかったので、これはもっと練習してものにしたい。秋はもうそこまで来ている!

エコペール

九十九里町
09 /14 2020
最近、エコペールというバケツを買って、そこに生ゴミを入れて発酵させ、コンポストにする、ということをやってみた。
住んでいる地域は、可燃ゴミ(生ゴミ+プラスチック)を週に2回回収してくれる。引越してきた当初は可燃ゴミを毎回出していたけれど、落ち着いてくると、週に一回出すだけで足りるようになってきた。しかし問題は、夏場に生ゴミを一週間溜めておくと、臭いが悪くなることだ。一番小さい袋を使っているにも関わらず、ゴミをほとんど入れないまま出してしまうのはもったいないし、かといって週の後半はゴミ箱を開けるたびにキッチンが臭いのもイヤなものだ。そこでネット検索しているうちに、「ゴミ処理機」というものがあることを知った。
ゴミ処理機には、ゴミを乾燥させて小さくするものや、ゴミを発酵させてコンポストにするものや、ゴミを細かく砕いて流してしまうディスポーザーなどがある。ゴミを減量しようという考えをもとに、日本のほとんどの自治体には、それを買う際に補助金を出してくれる制度があるようだ。
発酵促進剤

それなりのお金がかかるので、新たに消費している感もないわけではない。わたしの買ったエコペールは11リットル用で、2,000円弱だった。下の方に蛇口がついているバケツといった構造だ。生ゴミと発酵促進剤を重ねて発酵させていく間に、底に溜まった液体を蛇口から抜き出し、それを水で1,000倍(!)に薄めて液体肥料にすることができる。また、トイレに流して排水管をきれいにすることもできると書いてある。バケツがいっぱいになったらそのまま二週間置いておき、発酵が進んだら、いよいよ土と混ぜて、さらに四週間発酵させる。そこでようやく生ゴミが土の状態になるようだ。
ゴミを溜め始めてから二ヶ月くらいで土になるという計算だから、かかる時間は短いのかもしれない。しかし、うちは生ゴミを埋める場所が限られる小さな庭なので、三回もやったら埋める場所に困ってしまう。そこがボトルネックだ。
バケツが二つあると交代で使えるのだが、一つ目のバケツの中身が実際に土になるのを見届けてから、このシステムを続けるかどうかを決めようと思っている。今はいっぱいになったバケツを置きっぱなしにして発酵を進める段階なので、生ゴミは当分、またゴミに出すことになる。生ゴミをバケツで発酵させている間は、たしかにいやな臭いはなかった。これは利点だと思う。

それにしても、ゴミを減量しようと思ったときに一番問題となるのは、商品の過剰包装なのだ。食品の場合も、中身に対して包装の量が多すぎる。わたしは個包装のものは買わないようにしているので外袋だけだが、それでもプラスチックの袋やケースが溜まっていく。生ゴミはどう処理しているかというと、小さなビニール袋をスタンドにかけて、料理の度に生ゴミを入れて(シンクに置いて水で濡らさない)、作業が終わったら口を閉じてゴミ箱に入れている。一日中、一つの袋で済ませてしまうこともある。特に生ゴミ用の袋を買わなくても、たとえばナスとかピーマンなどが数本入って売っている袋で十分事が足りるので、それらは捨てずにとってある(これはハリルが始めたやり方)。