バレンタインデー

印西市
02 /15 2021
休みだった昨日は、庭仕事を頼まれて実家に行ってきた。今の家から車で一時間半くらいかかるので、スープは完全に冷める距離にある。普段、実家に行くときは一泊で、猫も連れて行くことが多いのだが、アーラジャは朝出て行ったきり戻ってくる気配がないので、連れて行かずに、実家からは日帰りしようということになった。アーラジャは、朝遊びに出かけると午後に戻ってきて餌を食べたり昼寝したりするのが日課だ。だから一応、餌と水を乗せたトレイを縁側に出しておいた。そうして実家での庭仕事を終えて、食事をごちそうになって午後に戻ってきたら、なんと餌の皿の上には小さなネズミの下半身と内臓が置いてあった。捕まえて自分のお皿に置いて食べていたみたい。ドライフードも少し残っていた。わたしたちが留守にしたことは分かったようで、車から降りたら、玄関のそばできちんとお座りして待っているのが見えた。

すっかりうちの子になったね

実家の庭では、父親が柿の木を植えたいというので、その場所の地面を掘って、木や竹の根っこを取り出す作業をした。じつはこの作業は先週もやっていて、昨日は二本目の柿用の作業だった。なんでも、柿の木は二本植えないと実がつかないとかなんとか、どこかで聞いてきたようだ。狭い庭に果樹を何本も植えようとして、大変なことになっている。
それはともかく、ハリルが土を掘り起こして、わたしが根っこやゴミを取り除く作業をしていたのだが、途中で鶏の足の骨のようなものが出てきたので、わたしは「なんだこれ、犬が隠しておいて忘れたんじゃないの?」と言ってよけておいた。実家では犬を飼ったことはないのだけれど、前の持ち主が飼っていたみたいなので。そうしたら今度は動物の頭の骨が出てきて、「なんかの動物の骨が出てきたよ!」と言いかけて、それが二十年以上前に埋葬したうちの猫の骨だったことに気がついた。昨日掘り返したその場所に、わたし自身が猫を埋めたのだった。ごめんよ、Sooty! そのほかにも出てきた小さな骨を可能な限り集めて、今度は綿のハンカチに包んで庭の隅に埋めておいた。庭仕事のように慌てて埋めただけでお祈りすらしなかったので、さらに申し訳なかった。ひどい飼い主だ。
さて、昨日はバレンタインデーだということで、母親がハリルにチョコレートを渡していた。少し前にスーパーにチョコレートの棚が出てきたときから、わたしはハリルに「日本では、バレンタインデーに男性が女性にチョコレートを贈るんだよ」と教え込んでいたというのに、まちがったことをしてくれたものだ。え? ひどい奥さんでもある?

ライ麦パン

九十九里町
02 /11 2021
うまく焼けるようになったパンを人にあげようと思っていたら、二回続けて失敗してしまった。なので、未だに贈り物にはなっていない。
うまく焼けるようになったと思っていた基本のパンは、アレンジして全粒粉を入れるものとライ麦粉を入れるものを作っていた。全粒粉の方は問題ないのに、ライ麦入りのパンがどうしても膨らまず(これはフリスビーと呼ばれる)、焼けば焼くほどドツボにハマっている感じだ。


↑全粒粉入り
↑ライ麦入り

味は、問題ないどころか非常においしいのだが、ガスが抜けてしまってぺちゃんこだ。今回は、生地をオーブンに入れたそばからパンが「崩壊」していくのを確認した。これは、レシピをアレンジするときにライ麦粉の分量を増やしすぎた上に、その扱いを間違えたことによる失敗だと考えている。ライ麦は、小麦とはまったく異なる性質を持っているので、もう少しその性質や扱いについて読まないといけないようだ。
これと同時にライ麦100%の新しいレシピにも挑戦していた。小麦粉を一切入れない、黒くてしっとりとしたパン。これは日本ではなかなか買うことができないし、あったとしても値段が異常に高いので、日常的に食べるというわけにはいかない。自分でマスターしがいのあるレシピだと思ったのだが、最初の試みはさっそくうまくいかなかった。
まずはライ麦酵母の量を増やす。それにライ麦粉と水を段階的に加えて発酵を繰り返しながら、最後は生地を冷蔵庫で一晩発酵させて翌朝焼く、というレシピだ。しかし最終段階で水の量をまちがえて多く入れてしまい、それを修正しようと最善を尽くしたものの、発酵カゴに入れたときにはまるでパン生地のようにまとまってはいなかった。酵母を増やした中種そのものだったのだ。
それでも材料を無駄にするわけにはいかないので(この時点で相当な精神的ダメージ)、とにかくオーブンに放り込んで焼き上げた。その結果は:
あれ? 見覚えのあるようなひび割れがあるし、まあまあイケてるような気がする。少し冷ました後で切って食べてみたら、なかなかおいしいライ麦パンになっていた。
パン職人の友人には100%ライ麦パンについて逐一報告していたのだが、「よくできている」と励まされ、もう当分パンは焼かないと思っていた気持ちがあっさり反転した単純なわたしである。
また焼いちゃおっと。でもその前に、出来栄えが悪くて贈り物にならなかった大量のパンを消費しなくては😱

道の駅

九十九里町
02 /10 2021
運転免許の更新に、隣の市の警察署に行ってきた。新しい免許が即日交付されないことは知っていたが、二ヶ月も先に別の場所で交付されるということだった。免許センターに行けばその日のうちに交付してくれるけれど、時間がかかるし遠いところにあるので、どっちもどっちだ。
せっかく町に出たので(車で15分)、道の駅に寄ってきた。新鮮な農産物が置いてあって、お客さんが来ると連れて行くお気に入りの場所だ。ちなみに九十九里町には「海の駅」というのがあるのだが、こちらはあまりぱっとしない。海産物はハマグリとイワシくらいで、どちらも近場のスーパーで買った方がよさそうだ。
コリアンダーと菜の花、それから紫のネギがめずらしかった。黄色いニンジンは、ハリルがチェックディルマを作るときに使っている。
先日作った柚子茶と化粧水は、熟成中。化粧水は、種を日本酒に漬けて、グリセリンも少し入れた。グリセリンは入れずに種を水に浸しただけのものも、十分とろとろになったので顔につけて使っている。少しつっぱる気もするが、つけておいて悪いことはなさそう。

ふきのとう

九十九里町
02 /08 2021
春一番が吹いたそうで、年初から密かに計画していたふきのとうを摘んできた。春はいつ、何を摘むかを手帳に書き込んでおいて、今年はそれらを機を逃さず採りたいと思っている。
今日、毎年フキが出る場所を探してみたら、やはり出ていた。少しだけ早かったみたいで小さいものが多かったけれど、大きくなりすぎるよりいい気がする。
ハリルと二人でこれだけ採った。ハリルはふきのとうなど日本に来るまで見たことがなかったと思う。それでも新芽を摘むのは楽しいようで、上り下りが難しい崖の下までついてきて摘んでいた。
さて、ふきのとうはどうしたかというと、蕗味噌を作って、おにぎりに入れ、外側にも塗って焼いてみた。焼きおにぎりは初めて作ったけれど、トースターでチンしただけなので、焦げ目はつかなかった。
この苦味と甘味の組み合わせがなんとも言えず、春を先取りしたという満足感がある。2合炊いておにぎりを4つ作ったのに、ハリルが一つしか食べなかったので、わたしは3個も食べてしまった。これをアップしたら筋トレでもしようと思う。

ピーナッツバター

九十九里町
02 /08 2021
うちはピーナッツの名産地のそばに住んでいるというのに、千葉県産のピーナッツを買うことはめったにない。値段が高いからだ。そしてハリルは業務スーパーで一袋100円くらいの中国産ピーナッツを喜んで買っている。やたらに買い込んでいるので、そのうちいくつかを使ってピーナッツバターを作ろうと思った。フードプロセッサーで混ぜるだけで簡単にできるようだ。
外皮をむいて、甘皮もむいて、少し炒ってから砂糖と塩を足してフードプロセッサーにかける。そのつもりが、うっかり炒るのを忘れてしまった。炒ってあるピーナッツだから問題はないけれど、直前に炒って温まった状態でペーストにした方が風味豊かだったに違いない。
ともあれ、ひと瓶できあがった。外皮のある落花生280gで、小さな瓶一つ分のペーストになった。わたしはピーナッツバターがけっこう好きで、小腹が空くとジャムと一緒にパンにつけて食べたりする。フープロにかけたら確かに2〜3分でできるけれど、皮をむくのには30分かかった。
ところで、引越してから業務スーパーに一年近く通ったけれど、置いている商品の質があまりよくないような印象を持つようになった。うちが買うのは、たとえばアップルサイダービネガーなのだが、よく見たらビネガーに酸化防止剤が入っている。アップルサイダービネガーは簡単に手作りできるようなので、今度はそれを作ってみようと思う。