チキンとレンズ豆のカレー

九十九里町
04 /29 2021
インド食材店でレンズ豆を買ったはいいけれど、冬のあいだのスープしか使い道がなかった。そこで、カレーに使ってみようと思い、ひさしぶりにわたしが食事を作ることにした。ひさしぶりなのと、作ったことのない料理を作ることでかなり手際が悪かったが、カレーなのでどうやってもすぐにできあがる。
マリネしておいた鶏肉、レンズ豆、にんにく、しょうが、たまねぎ、トマト。コリアンダーは最後に刻んで乗せる用。今回はココナッツミルクがなかったけれど、それが入るとひと味違いそうだ。
インドのカレーというのは、いかにスパイスを香らせるか、そこが一番大事なのだろう。材料はちゃんと火が通ればなんでもいいようなので、今後もカレーでレンズ豆をどんどん消費していきたい。

さて、ハリルはまたニンニクの酢漬けの作業をしていた。今回は1リットルの瓶が4本。2〜3日は蓋を開けたままにしておいて、その後密封して温かい、けれど直射日光の当たらないところに保存して、一年待つそうだ。生のにんにくに直接りんご酢を注いだだけの、ピクルス。

ワスレガイ

九十九里町
04 /28 2021
ワスレガイという二枚貝は、九十九里浜にもたまに落ちている。ちょうど化粧品のファンデーションが入っているコンパクトのような感じで、手のひらに乗る7〜8cmのものが多い。
もう既にいくつも拾って持っていて、磨いたものはひとつだけある。一番右側だ。左側は拾って水洗いしただけのもの、真ん中は漂白剤に浸けた後に、表面の茶色いものをナイフでこそげ落としたもの。真ん中と右にはパッと見あまり違いが見られないけれど、触ってみると右側はとてもつるつるしている。
ご覧のとおり、一番右の貝の表面は、指で触っただけではほとんど段差を感じられない。でも完全に段差がないわけではないので、きっともっと磨くことができるのだろう。手が痛くなるので、電動のやすりはほしいところだ。
「貝殻」「磨く」で検索したら、上野の森クリニックという心療内科で貝磨きという体験ができるそうなので、手で貝を磨くという作業は、心にもいいのかもしれない。無心になれるのだとか。
貝の中でも、表面に筋があって深い溝があるものは、つるつるにしてしまうと魅力が半減する気がする。だから、このワスレガイという貝は磨くのに適していると思う。

クミシュテペの様子

イラン
04 /28 2021
イランは今ちょうどラマダン月、一ヶ月の断食が行われている。コロナウィルスの感染状況もそれなりにひどいのだと思われるが、細かいところはわたしは聞いていない。
さて、クミシュテペの町、親戚、自宅や動物たちがその後どうなったかについて、わたし自身は詳しく知らない。ハリルは親戚とやりとりをしているのだが、ときどき耳にする情報に対してどうしても感情的になってしまうので、わたしは積極的に聞かないようにしてきた。しかし最近は一つ変化があって、その方向性が見えてきたので書いておきたいと思う。
わたしたちの自宅の庭は今、大きな畑になったようだ。甥っ子が中心となって、きゅうりの種を撒いた。
この写真を見てショックを受けたのは、わたしだけではないはずだ。一所懸命世話をしてきた果樹がすべてなくなっているし、青々と茂った草もない。一面の畑。ということは、猫たちが隠れる場所もまったくないということだ。たった一枚の写真を見ただけでも、もう胸がいっぱいになってしまう。チーちゃんはどこにいるんだろうか。どこで餌を見つけているんだろうか。いや、チーちゃんは狩りができるから、鳥やネズミを取って食べているだろう。でも怪我をしてしまったらどうか? …もう考え出したらキリがない。眠れなくなるので、その思考の部屋はここで一旦ドアを閉じる。
さて、仕切り直し。
この畑を作ったのは、ハリルの弟ユスフの息子たちである。長男はトルコへ、次男はテヘランへ出稼ぎに出ていたが、二人とも病気になって帰ってきた。どちらにしても、社会の底辺にあたる3Kとも言われる仕事をしていたのだろう。安いお金でこき使われて、食事も提供されず、一人は手術が必要なほど傷ついてクミシュテペに戻った。もちろんお金を貯めて帰ってきたはずもなく、散々である。
じつは長男がトルコへ行く前に、ハリルはそんなところに行かずにクミシュテペでナーセルと仕事をするよう説得していた。しかしナーセルとうまく折り合わなかったようで、結局甥っ子二人はクミシュテペを後にしたのだった。
わたしたちの自宅はこれまでナーセルが管理してくれていたようだが、今後はユスフの息子に使わせるようハリルが言ったのだと思う。ナーセル一家は、果樹が植わった庭はまったく手入れはせず、部屋だけ使っていたようだ。だから果樹もとっくに枯れていただろう。放り出して外国に移った自分たちのせいなのだから、それは仕方がない。今は、この家も庭も、ほぼ自活できていなかったユスフ一家がうまく活用して、なんとか食べて行ってくれればそれが一番だ。ハリルもわたしもそう思っている。

あいかわらず塀はできていない


かろうじて移植されたオリーブが壁際にある


あれは懐かしのユスフじゃないか(笑)裸足でトラクターに乗る男

ユスフはハリルの弟で、わたしたちがイランに移った頃は、ナーセルとともに牛と羊の世話をしていた。しばらく経って、ハリルがユスフを解雇したのだが、その辺りからユスフ一家の生活は不安定なものになっていたようだ。しかしそれまでも、ハリルが海外で稼いできた資産を増やすことなく食べていたのだから、当時の解雇は仕方がなかったと思う。
ユスフ自身は熱心なイスラム教徒で、パキスタンやインドにも出張していたことがある。数年前はトルコにも行ったと聞いたので、ついにイスラム国に入るのかと勝手に思っていたら、帰ってきたので違ったようだ。しかし出張とは名ばかりで、家族を置いて自分だけ勝手に旅に出ているだけというのが実際のところ。ハリルはいつもそれに対して怒っていた。
時は流れて、ユスフの五人の子供たちも成長した。長女と次女はすでに嫁いで、三女も婚約しているようだ。長男と次男が一家の経済を支えているはずだったが、二人とも病気になって帰ってきたので、まずは健康を回復することが先となった。しかし今は畑をここまで整備したし、家の中でも、二階のバカでかいお風呂場を使って植物の苗を育てたりしている。がんばってほしいものだ。
ちなみに、ユスフの息子は二人とも、特別に頭がいいとハリルは言っている。二人とも、学費その他のせいで大学で勉強することが叶わなかったが、他の甥っ子姪っ子たちとは違う賢さがあるようだ。ただ、人生において賢さとはたった一つの要素でしかない。運をはじめ、人生をうまく進めるために大事な要素は他にもたくさんあるので、賢さを生かして成功を収めてほしいと思う。不毛なクミシュテペで楽な生活ができるようになるとは思わないが、せめて食べるのに困らない、そして結婚できるくらいには稼ぐことができたら、と思う。

ハーブの種まき

九十九里町
04 /27 2021
コリアンダー、ディル、イタリアンパセリのタネをようやく花壇に撒いた。去年は新しく買った野菜用の土を花壇に混ぜて育てたが、今年はその使い終わった土に再生剤を混ぜ込んで試している。上手に間引きをして、株を大きく育てるのが目標だ〜
先日植えたトマトとバジルの苗は問題なく育っているように見えるが、バジルにはさっそくアブラムシのような虫が這っていた。このブロック塀の前の土は特にいい土ではないので、追肥をしたほうがいいのかもしれない。
冷凍していたボロネーズソースが終わったので、ハリルはまた鍋いっぱい作ってくれた。少しずつ食べれば、12回分はありそうだ。赤ワインが一本分、入っている。
おやつのプリンは、今回はクリームチーズをかぼちゃに変えて作ってみた。

きゅうりのピクルス

九十九里町
04 /26 2021
大きさや形が不揃いのきゅうりがまとめて売られていたので、ピクルス用に買ってみた。ちょうどに庭にはディルが茂っていたし、ピクルスのためにハリルがニンニクを買い溜めている。なるべく小さいきゅうりが入っている袋を選んだつもりだったが、それでも十分に大き買ったので、瓶に詰めるのはやっとだった。きゅうりの大きさや形が揃っていることは、瓶詰め作業のためにも大事だということを思い出した。
酢:水=3:1を沸騰させて、瓶に詰めたきゅうりの上から注ぐやり方でピクルスにしている(砂糖は入れないイラン風レシピ)。

庭でピザを焼く

印西市
04 /25 2021
休みの日はまたまた実家に行き、外のグリルでハリルがピザを焼いた。BBQセットでピザを焼くのは初めてだったので、底が焦げるなどの失敗はありつつも、トルクメンお得意のその場でなんとかする主義でカバーして、概ねうまく焼けたと思う。
ピザ窯ではないので、カバーをしないと表面に火が通らず、カバーをすると火が弱まってしまう。でも次回は、最初に薪をたくさん燃やして炭にしておき、ピザストーンの上に生地を置いて、蓋をすればうまく焼けると思う。このBBQの最中にもう一枚ピザストーンを注文したので、備えもバッチリだ。それに加えて、わたしはガスバーナーを買って表面を焼けばいいと思ったのだが、ハリルはガスで直接調理することに難色を示している。本当にいろいろと注文の多い料理人だ。でもガスバーナーは、買うつもり👍
両親は80歳になり、また一段階老いたように見える。いろいろな力が弱まって来て、二人とも頼りなくなったことで、お互いに不満を抱いているかもしれない。どちらも不安なんだろう。しかし父親の攻撃的なものの言い方には閉口してしまう。なんだか、自分自身の将来を見ているようで、本当に憂鬱になる。というか、現在もそうだけど(笑)。

にんにくの酢漬け

九十九里町
04 /24 2021
少し前にハリルが漬けたニンニクに、青くなっている部分を見つけたので、ハリルに伝えると、すべてを茹で直すということになった。そのにんにくの酢漬けは、酢に生のにんにくを入れただけだったので、カビが生えたのかと思ったのだった。しかし茹で直している最中に、ハリルが調べて、それはカビではなく、プロセスの一環でそうなるということが分かった。
いずれにしても、これだけ煮込んだら、もうカビの心配はないだろう。ザクロペーストとタマリンドを入れて茹でていた。今度は密封して、冷暗所に保管することになる。それに、火を通したことでプロセスが早くなるので、近いうちに食べ始めてもいいかもしれない。
ハリルはまた、茹でない方法のものをバルサミコ酢で作ると言っている。
さて、お隣の敷地に余った種を蒔く計画は、その内容を急遽変更し、道路側一列にすることになった。毎日の見回りと水やりがしやすいので、これならわたしがやってもいいと思う。
まだ半分くらいしか準備できていないけれど、敷地の端まで耕して、一列に青じそとバジルの種を埋めようと思う。
お隣の敷地は持ち主を知らないけれど、町役場を通して草刈りをお願いした後も音沙汰がなかったので、問題ないんじゃないかと考えている。ワイルドすぎるか? とりあえず一年草の種を撒くだけなので、許してほしい。

ヤングコーン

九十九里町
04 /23 2021
道の駅で買ったヤングコーンは、皮を少し残した状態でグリルして、木の芽味噌をつけて食べた。オーブンでグリルしてチーズをかけて食べるとか、いろいろな食べ方があるようだ。けれど、コーン自体にはそれほど味があるわけではない。成長途中のとうもろこしを間引いたときに手に入る、ちょっとしたかわいい野菜、といったところだろうか。
とっても柔らかくて新鮮!

普段は車で出かけてしまう近所の郵便局に、今日は歩いて行って用事を済ませた。とても清々しい天気だったからか、歩いている間にいいアイディアが二つも浮かんだ。そのうちの一つは、余ってしまったハーブの種をどうするか、その方法だ。
今年は春の早い段階で、バジルと青じその種を買っていた。しかしバジルと赤紫蘇は新たに苗を買って植えたので、種から育てるのが億劫になっていたところだ。それに、庭にはもうこれ以上何かを植えるスペースがない。植木鉢に撒くとか、誰かにあげるとか? いまいちいい方法ではないと迷っていたところ、その辺にばら撒くということを思いついた。ばら撒くのは、空き地になっているお隣の敷地に、だ。そして帰宅してすぐに、ハリルをそそのかした。
わたしのイメージでは、少し草を刈って、雑草の間にパラパラと種を撒き、芽が出てくればラッキー、ということだったのだが、ハリルは真剣に畑を作っていた。
これではアーラジャがトイレにするだけだよ、と言ったら、わたしの花壇のように網を張るのだそうだ。微妙だけど、ダメもとでやってみるしかないだろう。位置的に、水やりがしにくいという難点も気づいてしまったが。

運転免許証の交付

九十九里町
04 /22 2021
新しい運転免許証の交付を受けた。警察署で更新申請をしたのは初めてだったが、申請したその二ヶ月後に交付されると聞いて驚いた。いつも更新手続きをしていた免許センターでは、即日でもらえたからだ。
待ちに待った今日は、朝から隣の市の文化会館に行って、30分の待機の後、30分の講習を受けたら新しい免許証をもらうことができた(わたしは優良ドライバーだった)。視力検査をパスできるか心配だったのに、検査は行われず、これだとよく見えなくても運転しちゃう人が出るんじゃないかと思った。
それでも講習を受けて、自動車は人間や動物を怪我させたり死なせたりする可能性があることをあらためて認識し、今後もより一層気をつけて運転しようと思った。
60%ライ麦パン。ライ麦はパンの表面が美しくひび割れる性質があるので、切り込みを入れないとどうなるか試してみたところ、変なところが爆発しただけだった。やはり60%くらいでは、クープを入れる必要があるようだ。焼く時に上下を逆にすれば、きれいにひびが入ったんじゃないかと思うけれど、実際は生地が柔らかすぎてひっくり返すことができなかったので、こうなった。実験をする余裕が出てきたのは、進歩だと思う。
左は全粒粉の天然酵母を使って小麦粉100%で焼いたパン。白いパンを食べるのは本当にめずらしいことになってきた。右は、くるみ入りのライ麦50%のパン。お世話になった人に送る予定。技術がじわじわと上達しています。

トマトとバジルの苗

九十九里町
04 /21 2021
今週は夏日が続くということだったので、冬のあいだに使っていた湯たんぽや、湯たんぽ用のやかんをしまった。ほかにも灯油ストーブなどの季節のものを入れ替えたり、冬物の洗濯など、やることが急に湧き出てきたよう。それと同時に蚊が出てきたので、昨晩は蚊取りのアースリキッドをつけて寝た。
今日もまたホームセンターやハーブガーデンを回って、トマトとバジルの苗を買ってきた。バジルは種を蒔かずに、苗を植えて育てたいと思う。
今年はトマト用に、180cmの支柱を6本買った。まずはそれを立てて、トマトの苗を植え、その間にバジルの苗を植えた。端には一本だけ、唐辛子も植えた。トマトはひたすら上に伸びてもらうよう、脇目をかきながら育てていくつもり。それを一本仕立てというようだ。
すべて違う種類のトマト(ほとんどがミニトマト)を選んだので、去年とは違った雰囲気で収穫できるとうれしい。明日からさっそく、植物の観察と水やりという、朝一の仕事ができた。庭の見回りがあると、朝起きたときのやる気がだいぶ異なってくる。
ケーキ型で作るイタリアンプリンを盛るお皿をずっと探してきて、ようやくぴったりのものを見つけたのだけれど、買おうと決めたお皿は既に廃盤になったものだったので、中古マーケットで買えないか、ウォッチしていた。色や型番でぴったりのものが出てこない中、ふと気がついて、プリン自体を違う器で作ってみた。なんのことはない、ココットで作ってしまえば、一人一人普通のお皿に出せばいいだけのことだった。カラメルを上に乗せて、ココットのままサービスしてもいいだろう。そういうことで、目をつけた角皿は買わずに済ませることにした。でもバルミューダトースターは注文しちゃったもんね😎