庭の様子

九十九里町
11 /29 2022
二ヶ月前にビフォーアフターで報告してから、庭(隣の空き地)は大きく様変わりしました。
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手前にはネギ、セロリ、コリアンダー、パセリ、ディル(バジル)の畝。その奥にはつまんで食べられるサラダ菜の畝があります。どれも秋のあいだにゆっくり育ったので、もう間引いて食べられます。
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もっと奥には、ハリル担当のたまねぎ、にんにく、らっきょうなどが植わっています。こちらは、来春以降の収穫分。
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隅にはルバーブが2本

そして本題はここからです。ちょこちょこ植えた場所以外の敷地全面を、枯れ草で覆いました。ハリルが笹や葛の根を抜いてくれた後、雑草もなくなり空っぽの土になっていたので、まずは高低差をなくして、そこにライ麦とオーツ麦の種をばら撒きし、その上に草を置いたというわけです。
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これは、空き地に麦を生やすことで、麦が地中に根を張り、微生物や虫が息づいて土が豊かになる… その第一歩として実験してみました。自然農では裸の土が一番まずいようなので、なにか植物に育ってもらって、生命活動が活発になるよう、工夫していきたいと考えています。手前には、少し前にレンゲと、なんだったかマメ科の種をばら撒いて、芽が出始めたところでしたが、そこも草で覆ってみました。
こんなに大量の草をどうやって入手したかですが、まずは家の前の空き地の草刈り跡から、無断でもらってきました。それでは全然足りなかったので、ハリルと一緒に土手から何度も運び、さらに近所の別の空き地の草刈り跡からも盗んできました。そして、残りの空き地も草でカバーしたいと考えていた今日、お隣さんに交渉して、刈った後の草をいただけることになったのです。お隣は豪邸なのですが、うちに接したソーラーパネルが設置された土地も所有されていて、そこに草がたくさん積んでありました。喉から手が出るくらい欲しいというのはこのことで(既に盗みは働いていますが)、図々しく頼んでみたら、快くOKしてくれた上に、うちの庭まで一輪車で何度も運んでくれました。庭で作業をしていると声をかけてくれたり、優しいご近所さんばかりです。この庭とご近所さんたちのために、引越をする理由を失っているほど。
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アークジャもいるしね

家事を楽にするために

九十九里町
11 /28 2022
最近手を加えた家の中のことを、三つほどご紹介。
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一つは、二階のベランダのある部屋に棚を買ったこと。タオル以外の洗濯物はベランダに干しているので、そのためのハンガーやピンチはその部屋のクロゼットにしまっていた。でも洗濯物を干すたびにクロゼットの扉を開け閉めするのがだんだんと面倒になったので、窓のすぐそばに棚を置いて小物を収納したら、とても使いやすくなった。階段状の上面には植木鉢を置いてみたところ、二日目にはガウシャンが土を掘り返して辺り一面泥だらけになっていたという。このガウシャンがやらないイタズラは、ないようだ。冬の間は家の中に入れておきたいパイナップルの鉢を、一体どこに置いたらいいのやら。
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二つ目は、台所につながる和室の障子を貼り直したこと。開け閉めに慣れない頃にハリルが開けた小さな穴(ハリルの大きな指は、障子戸の指を掛ける部分にかからないため、枠を持つことになる。すると障子にも指がかかり穴が空く)を、ガウシャンがどんどん広げてしまい、面単位(?)で空洞になっているところがあった。ようやく四枚とも貼り直したら、とても清々しい! ただ、その反対側には穴の空いた襖も、何枚か修繕を待っている。これが次の課題だ。
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三つ目は、家電を置いている台所のテーブルの下に、ワゴンを二つ置いたこと。ここには買い置きの野菜・果物と猫の餌を入れている。ワゴンも二階の棚も、お決まりのイケア・オンラインストアで買った。野菜は玄関、猫の餌は和室の押し入れにしまっていたので、これらも使う場所に近くなり、とても便利になった。玄関や押し入れの空間がすっきりしたのは言うまでもない!
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君がおとなしくしてくれたら家の中は安泰なんですけど

じわじわと

九十九里町
11 /27 2022
わたしの仕事のシフトは変則的で、平日3日は6時間勤務なのに、金曜日と土曜日は9〜11時間勤務となっている。比較的、待機時間が長いので長時間勤務も問題ないと思っていたけれど、長い休みを過ごした後では、金曜土曜でかなり疲れることに気がついた。お腹が空いたときと、長時間勤務で疲れたときに明らかにイライラしてくる。逆に考えれば、その辺りを工夫すれば、怒りっぽい癖を治せるかもしれない。十日間の休み中は、ハリルとケンカをしなかったのだから。
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今朝起きたのは、10時頃だったろうか。寝たいだけ寝て、軽く朝食をとり、買い物から帰ってきたのは12時過ぎだった。それからコーヒーを淹れて台所仕事に取り掛かり、昼食を食べたのが4時過ぎ。和食は、おかずをいろいろ作ると本当に手間がかかる。土井善晴の『一汁一菜でよいという提案』が最近流行っているので、ごはんとお味噌汁だけでもいいかもしれない。ただ、うちは一日二食だからそれだと栄養(とくにタンパク質)が足りなくなりそうだ。わたしは以前よりずっと「毎日和食が食べたい」と感じるようになった。だから自分でしこしこと作るしかない。
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きれいなブロッコリーとカリフラワーをもらったので、それぞれじゃがいもとたまねぎと合わせてポタージュを作った。これは正確にはポタージュの素で、食べる時に牛乳と塩こしょうをしてポタージュに仕上げる。
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それから柚子茶も作った。メルカリで柚子を1キロ買い、スーパーで1キロのはちみつを買って500mlの瓶が4つできあがったのに、手元が狂ってひと瓶を床に落としてしまった。ガラスは割れなかったものの、手をかけて作った柚子茶をひと瓶失い、がっかりしている。ただ、もっと悲しかったのは、手元の狂い方にちょっと老いを感じたこと。もともと手元は頼りない質だけど、今回のは新しい感覚だった! これからこういうことが増えていくのだろうか。じわじわと堪える。

充電終了

九十九里町
11 /22 2022
ついに終わってしまった、十日間のお休み。三年前に今の仕事に就いてから、今回が一番長い休みだった。そして休み前に願ったとおり、心身を休めることができたという充足感がある。
今日は朝食のあと、畑仕事に精を出した。隣の敷地は竹や葛の根を抜いてから空っぽの土になっているので、作物を育てるためには、これから生命力のある土壌へと改良していかなければならない。しかしどうやって? じつは休みの間に、ゲイブ・ブラウン著『土を育てる:自然をよみがえらせる土壌革命』という本を読んで、リジェネラティブ(環境再生型)農業という言葉を知った。地中の自然な生態系を阻害しないよう耕さずに作物を育てていくという、非常に興味深い土壌づくりについて書かれている。著者は農家だし、アメリカの広大な土地で行った農業の話が出てくるので、うちの隣の空き地にすぐ適用できるようなことでもないけれど、ブラウン氏曰く、土の健康の原則は土地の広さに関係ないのだそうだ。自分なりにぼんやりとできたイメージに沿って実験してみたいと思っている。そのために今日はまず土を平らにして、えん麦とライ麦の種子を1キロずつ注文した。これらを土に巻いて、地上には緑、地中には生きた根を生やすことが目的だ。枯れたらそれらは緑肥になる(こういう作物をカバークロップと言うらしい)。
畑仕事が一段落したら、発酵させていたパン生地をまるめてかごに入れ、ハリルと一緒に温泉に向かった。休みの締めくくりは温泉、そして家に帰って熱々のチゲ鍋を食べた。英気は十分に養った。明日からまた元気に働こう💪 ブログも書きます。

温泉

九十九里町
11 /10 2022
レーキを持っての庭作業ーー地中の根っこを抜いてでこぼこになった地面を平らにするーーを二日連続でしたら、見事に背中と腰が痛くなった。ハリルは足が痛いとか膝が痛いとか言っている。人の痛みはいくら耳で聞いても感じるのが難しいが、どうやら二人とも体が痛いのは同じようなので、近所の温泉に入ってきた。
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女湯は、地上階にある庭園風呂(露天)。宿の上階には太平洋が見渡せる展望風呂もあるけれど、そちらは露天風呂ではないので、わたしはいつもこの庭園風呂に浸かることにしている。男湯は、上階で展望も露天もあるようだ。
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なんて温かいんだろう。水面には、立ち上がっては駆けていく湯けむりと、反射して虹色に揺れる光。見上げれば、そよ風を受けて踊る木の葉たち。聞こえてくるのは、湯船に流れ落ちる心地よい温泉の音だけ。ここは… 地上の極楽? この小さくて完璧な空間が、自宅から15分のところにあると思うだけで元気が湧いてくる。
温泉は、ただ温かいだけじゃなくて効能がありがたい。若いときは好きじゃなかったけれど、それを理解して初めてお風呂を楽しめるようになった。運動して温泉に入るといつも眠りが深くなるし、内臓の働きが促されるのが分かる。自分が病気になったときには、病院ではなく温泉で療養できると理想的だなあ。

家の顔を整える

九十九里町
11 /02 2022
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家の前に立つと見える、近所の大きな大きな木。糸杉と呼ぶのかと思っていたら、カイヅカイブキという植物だそうだ。ナシと近接して植えると病気を媒介するため、ナシの産地では条例で規制されて植えることができないらしい。九十九里周辺の空き地にはよく植えられているので、日本全国に植えられているのかと思っていた。あの大きな二本が生えているところは売地だが、木が障害となって売れないんじゃないかと余計な心配をしている。木がなくても売れない予感はするけれど…
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じつはうちの正面にも同じ木が一本生えていて、最近わたしが剪定したのでした。
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電線や屋根に触れているてっぺんもどうにかしたい! けれど、梯子がないので断念せざるを得ず、それでもかなりスッキリした。
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そしてレンガに名前をペイントしてポストの上に置いただけの表札も、アクリルガッシュを塗り直した。冬でも正月でも、どんと来い。
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見せたいのに見せられないジレンマ笑