ブログのこれから

九十九里町
11 /24 2023
しばらくブログを放置してしまい、その間にいくつもコメントをいただきました。ありがとうございます。長いあいだ返信もせずに大変失礼しました。
最近、『スマホ脳』という本を読んだことで、スマホ(やパソコン)と少し距離を置きたいと考えるようになりました。あるいは、そう考えていたからその本を読んだかもしれません。
それに加えて、ブログを書く動機がいよいよ見いだせなくなり、やめようかどうかを考えていました。結果としてまだ記事を書くだろうと思っているのですが、これからは今までとは違い、読んでくれている人のことを考えずに書いていこうと思います。本当に失礼な話ですが、お許しください。そのため、コメント欄は設けずにおくつもりです。
スウェーデンでは主にハリルのことを、イランでは砂漠生活のことを書きましたが、特にイランでは読んでくださる人がいて救われたことが多くありました。本当にありがとうございました。日本に帰ってきてからは、人に伝えたいような内容が見つからないまま日常を書いてきましたが、それには意義を感じなくなったので、こうする次第です。
でも習慣としてブログを綴るということはすると思うので、しばらく前からサブタイトルを「砂漠人妻のぼやき」としていましたとおり、一人でぶつぶつぼやいていくと思います。もうおすすめはできませんが、ひきつづき読んでくださるならば、ありがたく思っています。
それでは、みなさまのご多幸を祈っています。ごきげんよう〜

カンパーニュの改善

九十九里町
11 /06 2023
夏の暑さが遠のいたので、パン用の天然酵母づくりを再開した。酵母を起こすのは難しくない。けれど、一年を通してパンを焼いていると、気候のせいでうまく作れない時期があるし、原因不明でうまく焼けないこともしばしばある。カンパーニュは長いこと焼いていなかったけれど、造形的にイマイチなことが多く、なぜうまくいかなくなったのか分からず困ったのを覚えている。そこで、あらためて本を読んでみることにした。まずは『「自家製酵母」で作るワンランク上の食パン、バゲット』という本を見て、書いてあるとおりに酵母を起こし、カンパーニュを焼いた。
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おお、造形的によくできた。クープがきれいに開いて、丸くコロンとしている。わたしが知らなかったテクニックは、酵母を起こすのに塩を入れること、生地をオーブンに入れたらオーブンの壁に霧吹きをし、最初の7分はスイッチを切ってクープを開かせること、だった。生地の扱い方やオーブンの使い方をそのとおりにしたらこういうパンが焼けた。
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小ぶりなカンパーニュになった分、中身はぎっしり詰まった感じだ。もう少し水分量が多く、ふわっとした感じの方がポピュラーだと思う。実際、本に載っているカンパーニュはもっとふわっとしていた。
そこで今度は、同じレシピを使って、自分流に生地を成形して、自分流で焼いてみた。そうしたらこんなパンになった。
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見慣れたイヤなやつ(笑)。これができるとちょっとがっかりしてしまう。食べればおいしいけれど、見た目がよくない。開いたクープの幅や、その平面さがなんとも中途半端だ。でも中身は、最初に焼いたものよりもふわっとできていた。
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そこで、また自分流に生地を作り、最初の5分、オーブンのスイッチを切る方法で焼いてみた。7分も待つと温度が下がりすぎることが心配だったので。そうしたら、こんなパンが焼けた。
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やはりクープがきれいに開いた。全体の膨らみもいい。霧吹きと最初のスイッチ切りにそんな効果があったなんて。これだけでも、この本を読んで大きな収穫があったと思った。
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ふっくらしてよくできている。この造形を維持して、粉の種類ももっと研究して品質を上げていきたい。