身の回りの整頓
九十九里町暑い、だるい、と言いながら、草が爆発的に伸びている畑を眺めるだけで過ごしてしまった。おかげで作物はおおかた草に負けてしまい、ごぼうの苗は消えた。イチゴの苗ももう見えなくなったが、どうなっているのか、掘り出すのはちょっと楽しみでもある(そしてまた放置)。
一ヶ月間、毎日熱中症の注意報が出て、このままでは夏が不完全燃焼で終わってしまうと思い、ついに気合いを入れることに。まずは、まな板などの木製品の手入れをした。少しやすりをかけて洗い、乾かして、オイルを浸透させ、また乾かす。夏は日差しが強くて乾くのが早いので、この作業をするのに適している。カビが生えたりカサカサになっていたボード類が生き返った。そして次は、風呂場と台所のカビ取りをした。ハイター25gと片栗粉3gを混ぜたペーストを刷毛で塗ったら、もう落ちないと思っていたパッキン部分の黒カビが、きれいさっぱり落ちた。これは相当の達成感が得られる。けれど、ハリルに聞いたらもともとパッキンの黒カビなんか見えていなかったらしい。おトクな性質だ。その次は、クロゼットの片付けと掃除。中に入っていた服やモノで不要なものを確認し、家電の入っていた段ボールを捨てた。古本を売り、壊れたパソコン、タブレット、携帯電話を処分した。パソコン類の処分先は、リネットジャパンという会社で、データの消去(ノートパソコン一台分で3,498円)もしてくれることになっている。ついでに壊れた小型家電も持っていってくれるので、フードプロセッサーと時計も処分した。その後、古い敷布団を一枚、隣の市のクリーンセンターに持ち込みで捨てた。持ち込みは申込制で、布団一枚140円だった(ゴミ10kgまで140円)。クリーンセンターは家からは30分くらいかかる場所にあるので、用事で隣の市に出かけたついでに行ってきた。ドライブスルーで受付を済ませたら、隣の処理場へ車を進め、ゴミを下ろして係の人が用意した台車に置く。その時、ゴミの臭いが鼻をつくので不快で、それを知ることができたのは収穫だった。布団一枚捨てるのにお金を払って臭い経験をしなければいけないのだから、家一軒分を処分するとなるとどうなるか。以前より具体的にシミュレーションができた。実家を念頭に置いてのシミュレーションだが、それを考える時はいつも自分が先に死んだら楽だな、という結論に至る。その後ファミレスで食事をしたいと思っていたのに、ハリルが家に帰りたいという。ゴミの臭いを嗅いだので、身を清めてからでないと食べられないのだとか。これはハリルのムスリム的一面なのだ。車の外に出て荷物を降ろしたのはわたしだというのにね。最後に、ハリルの皮素材のスニーカーのソールが見事に剥がれてきたので、自分で直さずに修理に出すことにした。ソールが剥がれてボンドでつけた経験は何度かあるけれど、結局しばらくするとまた剥がれてしまう。歩いている途中にソールが剥がれるほどみじめ(で滑稽!)なものはない。スニーカーは父がグアムで買ってイランに送ってくれて、大事にしていたものだったので、隣町の修理サービスで直した(1,980円)。
数日間で、かなりの雑用を片付けたと思う。クリーンセンターや回収サービスという新しい経験もしてよかったのだが、思ったほど気分がスッキリしなかったのには訳がある。直したスニーカーのことで、もやもやしてしまったのだ。これは長くなりそうなので、次の記事に先送りしようと思う。それにしても、充実するために遊びに行くのではなく、懸命に家事をしているところは自分でも苦笑する。
コメント
No title
うちも終の住処探しが頓挫しています。(手持ちのお金で買えるのはロクな家じゃなくて、修理に多大なお金がかかる。そのまま住める家を探そうと思ったら、もっと資金が必要)
それでも今の家の中を片付けないと(荷物を減らさないと)と常々思っています。
それにナント旦那はNZの家の荷物(ほとんど処分したと思った)を(ギリギリまで仕事で処分出来ず)ほぼ全部コンテナに詰め込んで船便で送ったんだそうで→今の倍の大きさの家じゃないと両方の家の荷物は入らない、しかもほぼジャンク。
しかしこの暑さで何もしていませ〜ん。
子供が”ふたつ家を持つのだけは、どうか止めてくれ”と言うのがわかるような・・
好きな物だけに囲まれて気持ちよく暮らしたいものです・・・
2023-08-23 19:39 May URL 編集
Mayさん
中古住宅は、手頃な価格でいいものは買えないみたいですね。いいものは高いし、安いのは難がある、と。
旦那さんの荷物! それは手強そう〜 ファイトです。
2023-08-31 20:57 sabakumiko URL 編集