ステビアのシロップ

九十九里町
10 /18 2023
満を持して、花壇のステビアを収穫した。買ったポット苗をひとつ植えたところ、これだけの枝が伸びて、花が咲いた。
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葉っぱだけを摘んでそれを煮出すというシロップは前にも作ったことがある。でもステビアには甘さだけでなく独特のえぐみがあって、シロップにもそのえぐさが残ってしまう。それは、何度も経験すると、もう香りを嗅いだだけで口にしたくなくなるほどの癖なのだ。
そこで今回は、葉っぱだけを摘み取って軽く刻み、それをカップ一杯の水に24〜48時間浸した後で水カップ二杯を加えて煮詰めるという方法で作ってみた。結果は、一番だしはやはりえぐかった。炭酸水で割ればなんとか飲める程度だが、無理に飲むのもアレなので、捨ててしまった。
残った葉っぱをもう一度カップ一杯の水に一時間くらい浸しておいたら、その水にはえぐみのほとんどない、おいしい甘みを感じることができた。それに水を一杯足して煮出した「二番だし」は、容器に入れて冷蔵庫に保管してある。ただ、それも紅茶に入れたいとかヨーグルトにかけたいとは思えないので、また炭酸水や冷たいお茶にに入れて飲んでしまうだろう。
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つまるところ、おいしいステビアのシロップを作るには相当の技術と手間が要るので、あまり実用的ではないと思う。ステビアの利用法としては、ハーブティーを作るときに葉っぱを少し摘んで、一緒にお茶にすれば、砂糖なしで甘みのあるお茶を楽しめる、そんなところだろう。乾燥させて保存しておくのも、湿気の多い日本ではかなりの手間がかかるので。
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小さい白い花は、束にして飾っておくとかわいいと思う。最近、ラベンダーも強剪定したので挿し木をしてみるつもり。試験管ぽい花瓶に入っているのはシナモンバジルで、これはもうポットに植え替えた。バジルは冬の間は枯れるだろうから、この時期に挿木にしたのはまちがいだったかもしれない。それよりも、種を取るべきだった。
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ハリルが欲しいと言ったので、少し前にインドのマサラケースを買った。これまでは瓶に入ったスパイスを調理のときに振りかけていたけれど、朝のトマトオムレツを作るときに何種類も使うので面倒だったようだ。イランの料理でよく使うスパイスはペッパー、クミン、ターメリック、チリくらいなのだが、ハリルはなぜか徐々にスパイスの種類を増やしている。そのせいで、ハリルの作る料理がインドの料理に近づいてきた。わたしは若いときは刺激のあるスパイスが好きだったけれど、今ではチリが苦手になり、ターメリックとクミンくらいしか耐性がない。でもこのケースを買うのはじつは楽しみで、色々見た結果、内蓋のあるこれを選んだ。2,000円くらいで買えるものだと思っていたら、送料も入れると4,390円になった。インドでそんなに高いとは思えないんだけど? いや、インドも発展して物価は上がっているし、なにより円が弱すぎて輸入品はなんでも高くなるのだろう。わたしは使わないが、とにかく買ったことに満足している。

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