ハリルのグリル

九十九里町
10 /07 2023
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家の前の空き地にはいつのまにかススキが生えていて、朝夕の空気も冷たくなったし、秋になったのだろう。あれだけ厄介だった暑さも、過ぎてしまえば惜しいものだ。
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今年の夏は、暑い中に無理してBBQをしなかったハリル。先日、ナスのいいのが買えたので、久しぶりにグリルをする気になったようだ。でも、ハリルがグリルをすると上のとおりめちゃくちゃになるので、わたしはもう喜ばない。ナスをグリルして皮を剥いて、おいしいソースを保存するんじゃなかったのか? 火をおこした時点で、余っている食材をすべて焼いてしまおうという考えに変わったのだろう。結果は、グリルされたセロリとか、焦げた皮がついたナスとかトマトが混ざってお皿に乗って出てきた(メインはチキン)。このような文句がハリルの耳に入ったら、それは怒るだろう。けれど、こっちだって本当に食欲が失せている。砂漠であんなに自分の神経質な部分を改善したはずなのに、最近は日本生活に慣れてしまい、細かいことが非常に神経に触る。
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さて、そういうときは外に出て庭を眺めるのがいい。ハラペーニョはひと瓶だけ甘酢漬けにしてあったけれど、ついにソースも作った。赤と青に分けてひと瓶ずつ、このレシピを参考に「発酵ハラペーニョビネガー」となった。
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1〜3月のあいだ熟成させると味もまろやかになるようだ。今の時点ではただ辛いだけなので、少しでもまろやかになれば食べられるかもしれない。これを作るために、少し前に塩麹を発酵させておいた。
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ガウシャン(黄)とアークジャ(白)は両方ともノラを拾ったオスだが、兄弟のように仲がいい。お互いを舐め合ったり、外に出かけるときも家に入ってくるときも一緒に行動している。一方、メスのアーラジャ(キジ白)はあいかわらず孤高の女王といったポジションを貫いている。ガウシャンには興味がないが、アークジャには少しは興味があるようだ。

ストチュウ水の失敗と新芽

九十九里町
10 /03 2023
大事に育てていた野菜と花の苗を枯らせてしまった。なんと、自分で毒をふりかけたというお粗末だった。
「ストチュウ水」という、酢と焼酎と木酢液を混ぜ、希釈して使うものがある。水の代わりに植物にやると元気になるということなので、春にはよく使っていた。先日、育てている苗の若葉にエカキムシがいるのが見えたので、久しぶりにストチュウ水でもかけてみようと思ったのだが、希釈するのを忘れてそのままスプレーしてしまったのだ。ペットボトルの蓋一杯に3.5Lの水を混ぜて使うものなので、原液は苗にとって毒のようなものだったと思う。その日のうちに枯れてきて、わたしが自分のまちがいに気がついたのは、だいぶ後になってからだった。双葉だったボリジは完全に死んだ。ミニきゅうりは半分死んでいて、ベニバナとマリーゴールドは危うい様子。ビーツとチャイブは大丈夫そうだ。しかしいい加減な自分の行いで、いとも簡単に苗を枯らせてしまったことに苦々しい気持ちが拭えない。あんなに美しく育っていたのに。
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ミニきゅうりの葉。白くなって枯れた部分にストチュウ水の原液がかかった。根本からくたってしまった苗もある
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ビーツ。三回目の挑戦だったのに、危うく失うところだった
じつは、この夏は金魚も二匹死なせてしまった。これも、水質が悪化していたことに気づかなかった自分の不注意のせいだった。一匹が死んで、その後にもう一匹からのサインがあったのに、勘違いして放っておいたのだ。
そんなこんなで落ち込んで過ごしていたところ、今朝は畝にいくつかの新芽が出ているのを見つけた。本当に救われた。ほうれん草、ターツァイ、らっきょう、にんにく、それにじゃがいもが芽を出していた。思わず「ありがとう!」と叫びたいくらいの気持ちになった。
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手前にタマネギとらっきょうの細い芽、その後ろにはジャガイモの芽も確認できる
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ほうれん草の芽も出た
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アサガオのこぼれ種から育った双葉を鉢植えにしてある。咲くかな?

簡単な食事

九十九里町
10 /01 2023
食事の時間が近づいているのに、「誰も食事の下ごしらえをしていない!」「食材が揃っていない!」という日にわたしがやるのは、鶏肉とじゃがいもをオーブンで焼くこと。近くのスーパーで下味のついた鶏肉を買ってきて、じゃがいもを茹でて、野菜やニンニクなどあるものを入れて、塩・胡椒と庭のローズマリーでなんとかする。しかしこれは本当においしくて、心もおなかも大満足となるメニューなのだ。
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それから、だいぶ回数をこなして作り慣れてきたのは、餃子。これは作り置いて冷凍した餡の解凍さえ忘れなければ、皮を買ってきてすぐに作ることができる。うちは電子レンジがないので、冷凍したものは前日から準備しておかないと間に合わないのが難点だ。いつかは、台湾の「電鍋」を買いたいと密かに思っているけれど、今のところまだ我慢している。
うまくできなかった餃子の包み方も、YouTubeで習って正しくできるようになった。そして焼くのも、テフロンのフライパンを買ってからはちゃんとできるようになった。油を少なくしてもきれいに焼けるので、最後の追い油(?)もしないようにしている。
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話は飛ぶけれど、少し前の大雨の日、わたしは近所に車を避難しようとして、偶然見つけた空き家の車庫に入れてしまった。その家の裏側はうちからよく見えるけれど、人が出入りする気配はほぼない。本当はその側のご近所さんの道路のところに置くはずだったのだが、ちょうどいいし、台風の中、家主さんが来るとも思えないので、無断でお借りしたというわけだ。そして翌日、水が引いたら車はすぐに家に戻した。それで大丈夫だったと思っていたのだが、先日ご近所さんが、その大雨の日にわたしが無断で使った車庫の家主さんが見えていたのだということを聞いた。それは、まずかった〜! 家主さんは、車庫に見知らぬ車が入っていたので、どこかそばに路駐をしてやり過ごしてくれたようだ。その家は別荘として使っていて、週末にいらっしゃると聞いたので、今日はお詫びをしようと訪ねてみたのだが、あいにく誰もいなかった。また来週伺うとしよう。
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お詫びというか、ごあいさつに焼いたケーキを持って行った。渡すものとして手製のお菓子はふさわしくないだろうか。最初はパンを渡そうと思ったが、初対面の人に自分の焼いたパンをあげるのは変な気もしたので、お菓子に変えてみた。こういうのは買ったものの方がいいのだろうか?
自分の庭でとれたできそこないのかぼちゃで焼いたケーキ。ボーダさんにいただいたメキシコのカボチャの種をのせたら、だいぶ魅力的になった。

9月の作業

九十九里町
09 /27 2023
夏の終わりにとりあえず植えたキャベツとブロッコリは、四つくらい育っている。芽のところに蝶か蛾が卵を産みつけて、それがやわらかい芽を齧りながらイモムシになるので、数時間おきにチェックしないとすぐにダメになってしまう。トンネルをしてネットをかければいいはずだが、それをなかなか実行に移せないでいる。
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モロヘイヤ、オクラ、ニラ、シソはまだがんばっている。ちゃんとケアすれば、バジルなんかも9月中は収穫できたのかもしれない。
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オクラの花

さて、隣の敷地にあるの10個の畝(1x4メートル)は、5つがすでに種を蒔いたり種芋を埋めたりして、水をやるだけになっている。そしてポットやトレイに種まきもしてあるので、苗ができるのを待つのみだ。
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毎日心の中で「やる気が出ない」と唱えつつも、朝早くから何時間も黙って庭の仕事をしている。実際これは、すごくやる気のある人の行動だ。
種は、植物の種類によって好光性/嫌光性があったり、直射日光に当てるべきじゃないものがあったり、管理が容易でない。種をまいてすべてを家の裏に置いていたら、ビーツが見事に徒長した。おまけに水を切らさないようにと思っていたら、土の表面に苔の生える始末。容易でない。ジャーマンカモミールとコーンフラワーは、発芽すらしなかった。もうしばらく様子を見て、まき直そうと思う。
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ビーツは茎の部分を土の中に入れるようにして、少し大きめのポットに移し替えた。

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パッマダイザ(ハリルの母)の刺繍を施したパン布(麻100%)。しまい込んでいたのを出してきて、最近はこれでパンを包んでいる。目がよく見えなくなってから刺してくれたものだが、こうやって見るとやはり彼女の仕事は配色の完成度が高い。

秋の準備を始めよう

九十九里町
09 /21 2023
重い腰を上げて、次のシーズンの準備を始めている。夏の疲れのせいだろう、何もやる気がしない日々が終わらないので、むりやり腰を上げるしかない。畑のやるべきことをリストして、それを淡々とこなす。それでも、土や草を整備したり、収穫物を加工したりしている時間は「すべきこと」をしているような気になって、気分がいい。
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青紫蘇
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オクラ、ニラ、青紫蘇
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ハラペーニョ
まだ畑に残っている野菜はちゃんと収穫して、なにか加工しようと思った。オクラは毎日4〜5本採れたし、花もかわいくて、今年一番好きになった野菜だ。ハラペーニョも、たった数粒の種から育ててここまで実をつけてくれた。辛いのであまり使い道がないと諦めていたのだが、せっかくなのでソースを作ってみようと思う。酢漬けは、ゴルゴンゾーラと合わせてトッピングすると最高のピザになるので、ひと瓶だけ作ってある。
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青紫蘇の実は、さっと茹でて乾かして15%の塩を振った。2〜3日熟成させるとよりおいしくなるそうなので、しばらくしたらおにぎりにしてみるつもり。

畑仕事が大変なので、秋野菜の栽培はほどほどにしたいと思っている。とりあえず、キャベツとブロッコリを少し植えた。一度、苗を一つ70円くらいで買って植えたら、すぐに虫に喰われて枯れてしまった。諦めていたところ、値下げされた10円の苗が手に入ったので再度チャレンジしたところ。今回は買ってきた苗を大きめのポットで少し育てて、元気になったところで畑に移した。
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カボチャとハラペーニョとイチジク

九十九里町
08 /31 2023
うちの畑の様子は、たぶんどこの畑とも同じく、乾燥しきっている。日差しが強すぎて、秋の作物の植え付けを躊躇してしまうし、小さな苗を植えたらすぐに枯れてしまいそうだ。苗を植え付けるのはひとまず待って、数週間後にずらした方がいいのだろう。
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収穫後に空になっていた畝を整備して、とりあえず草マルチをしてある。
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after
そして一つの畝にだけ、ブロッコリとカリフラワーの苗を植えた。レタスの苗が売っていなかったので、代わりにマリーゴールドを植えた。こんな感じに、半分は花やハーブに置き換えて、徐々に花畑にしたいと考えている。
残っている作物は、オクラとニラの他には、ハラペーニョとカボチャ。トマト、バジル、青じそももう少し収穫できそうだ。カボチャはある時期にピタと成長が止まり、小さいままだった。今朝見たら葉をほぼ全滅させたウリハムシがカボチャの実を齧っていたので、収穫した。
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早すぎるけど、これ以上大きくもならないと思う。畑に残っている小さいの二つも、収穫するかカバーをかけるか、決断しなければならない。ウリハムシはシーズン始まってから終わるまで、コンスタントに作物を襲っていた。ウリ科ではないトマトにまでまとわりついていたので、恐ろしい。
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さて、イチジクは今が旬のようだ。あちこちの農産物直売所で見かけるようになった。ついでに、運転しているとあちこちで実がなっているのも見かける。今日はハリルと直売所をハシゴして、こんなに買い集めた。熟れているのを半分くらい食べて、そうでないものはジャムにして、残りは明日で食べ切るつもり。イチジクは、熟れたものを木から取って直接食べるのが一番いいですよね(何とかして木を植えたい)。

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スニーカー修理

九十九里町
08 /23 2023
ハリルのスニーカー修理をしてなぜモヤモヤが残ったのか。その話を書いておきたい。
修理を頼んだのは、ネットで検索して出てきた、ディスカウントショップ内にあるお店だった。ミスターミニットのような、鍵と靴の修理をしている小さなブースだ。ソールが剥がれただけなので、どこでもうまく直してもらえるものだと思い、家から一番近い隣町の店を選んだ。
靴を渡すと、一時間でできる(1,980円)とのことだった。ソールは両足とも剥がれていたので、二つ分の料金だ。お願いして、早めに取りに行ったら、もうできていた。客はわたし以外にいなかったしね。
靴を受け取ってみたら、アッパーのつま先部分に茶色い液体が垂れた跡がある。オレンジ色の靴なので、こげ茶色の筋ははっきりと見えたが、そんなものは修理に出す前はついていなかった。すぐに指摘すると、店の人は「そこは自分が接着した箇所ではない」という意味のことを言った。つまり、自分のせいではないということだろう。もう一度書くが、アッパーとソールの間から、茶色い液体が垂れたような跡がついている。接着した一番下のソールを圧迫したら、その熱か何かで溶け出たものなのかもしれない。しかしそれはぬぐ拭われることもなく、そのまま固まっていた。「これはもう取れないんですか?」と聞くと「それは取れないですね」としれっと言う。この人は人格障害なのかもしれないと思った。
そこで、店に到着したハリルにそれを見せて、「彼は自分が接着した箇所じゃないと言っているけど、圧着した時に熱で溶け出たのかも」と説明した。ハリルは「OK」と言った。それでわたしは1,980円を渡して、店を去った。これはモヤモヤするでしょう。
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彼が「自分が接着した箇所ではない」と言ったとき、わたしはこの人は嘘を言った(ごまかした)と直感的に思った。でも同時に、強い態度でクレームすることはできないと感じた。なぜなら、これを彼のミスだとしてわたしが1,980円を払わなかったら、彼は自分の時給はおろか賃料も払えないかもしれない。自分のしたミスを認められない背景には、あまりに貧乏な哀れむべき背景があるような気がして、彼の非を実際に責めることはできなかった。ロジックではなくて、直感的にそう思ったのだ。
家に帰ってからその店のGoogleクチコミを見てみた。「大切にしてきたブーツを傷物にされました」と書いている人がいた。「ミスを誤魔化したり隠そうとするのはありえない行為です」「ここにソール交換を出すのは絶対にやめた方が良いです」一年前に同じ経験をした人がいたということか。クチコミには、店がすべて丁寧に返信しているので、店としての評判は気にしているのだろう。しかし靴修理人でありながら簡単にミスを誤魔化すその態度は、成熟した大人とは思えないので対等に話もできない。モヤモヤするけれど、わたしは哀れみの気持ちで彼に1,980円を払ったのだと思う。
去年、よく聞くラジオ番組で「ハドソン靴店」という店のことを知った。詳しくはポッドキャストを聞いてほしいけれど、靴屋さんはみな彼のような実直な職人で、自分の仕事に誇りを持っていて、靴を大事に扱ってくれると考えていたのは、わたしの勝手な想像だったのだ。実際の町の修理屋さんは、わたしが経験したとおりが現実だろう(ハドソン靴店の村上さんも少しそのことに触れている)。分からなくはないし、むしろ、よく分かる。
ハリルは「自分が接着した箇所ではない」と言ったその人とその店を一瞥して、OKと言った。後で聞いたら、彼の中に自分自身を見たのだとか。そこで文句を言ったら、わたしが強い態度で非難するのを恐れたのだそうだ。は? と思うが、わたしと似たような気持ちになったのであれば、腑に落ちないでもない。
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モヤモヤするぅ
そしてその修理屋は、案の定レシートを出さず、次回使えるクーポン券のついたチラシは渡してきた。さすがにわたしからの次回はない。ハリルの靴は30cmを下回らないので、新しいのを見つけるのも大変なんだYO!

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身の回りの整頓

九十九里町
08 /22 2023
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暑い、だるい、と言いながら、草が爆発的に伸びている畑を眺めるだけで過ごしてしまった。おかげで作物はおおかた草に負けてしまい、ごぼうの苗は消えた。イチゴの苗ももう見えなくなったが、どうなっているのか、掘り出すのはちょっと楽しみでもある(そしてまた放置)。
一ヶ月間、毎日熱中症の注意報が出て、このままでは夏が不完全燃焼で終わってしまうと思い、ついに気合いを入れることに。まずは、まな板などの木製品の手入れをした。少しやすりをかけて洗い、乾かして、オイルを浸透させ、また乾かす。夏は日差しが強くて乾くのが早いので、この作業をするのに適している。カビが生えたりカサカサになっていたボード類が生き返った。そして次は、風呂場と台所のカビ取りをした。ハイター25gと片栗粉3gを混ぜたペーストを刷毛で塗ったら、もう落ちないと思っていたパッキン部分の黒カビが、きれいさっぱり落ちた。これは相当の達成感が得られる。けれど、ハリルに聞いたらもともとパッキンの黒カビなんか見えていなかったらしい。おトクな性質だ。その次は、クロゼットの片付けと掃除。中に入っていた服やモノで不要なものを確認し、家電の入っていた段ボールを捨てた。古本を売り、壊れたパソコン、タブレット、携帯電話を処分した。パソコン類の処分先は、リネットジャパンという会社で、データの消去(ノートパソコン一台分で3,498円)もしてくれることになっている。ついでに壊れた小型家電も持っていってくれるので、フードプロセッサーと時計も処分した。その後、古い敷布団を一枚、隣の市のクリーンセンターに持ち込みで捨てた。持ち込みは申込制で、布団一枚140円だった(ゴミ10kgまで140円)。クリーンセンターは家からは30分くらいかかる場所にあるので、用事で隣の市に出かけたついでに行ってきた。ドライブスルーで受付を済ませたら、隣の処理場へ車を進め、ゴミを下ろして係の人が用意した台車に置く。その時、ゴミの臭いが鼻をつくので不快で、それを知ることができたのは収穫だった。布団一枚捨てるのにお金を払って臭い経験をしなければいけないのだから、家一軒分を処分するとなるとどうなるか。以前より具体的にシミュレーションができた。実家を念頭に置いてのシミュレーションだが、それを考える時はいつも自分が先に死んだら楽だな、という結論に至る。その後ファミレスで食事をしたいと思っていたのに、ハリルが家に帰りたいという。ゴミの臭いを嗅いだので、身を清めてからでないと食べられないのだとか。これはハリルのムスリム的一面なのだ。車の外に出て荷物を降ろしたのはわたしだというのにね。最後に、ハリルの皮素材のスニーカーのソールが見事に剥がれてきたので、自分で直さずに修理に出すことにした。ソールが剥がれてボンドでつけた経験は何度かあるけれど、結局しばらくするとまた剥がれてしまう。歩いている途中にソールが剥がれるほどみじめ(で滑稽!)なものはない。スニーカーは父がグアムで買ってイランに送ってくれて、大事にしていたものだったので、隣町の修理サービスで直した(1,980円)。
数日間で、かなりの雑用を片付けたと思う。クリーンセンターや回収サービスという新しい経験もしてよかったのだが、思ったほど気分がスッキリしなかったのには訳がある。直したスニーカーのことで、もやもやしてしまったのだ。これは長くなりそうなので、次の記事に先送りしようと思う。それにしても、充実するために遊びに行くのではなく、懸命に家事をしているところは自分でも苦笑する。

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チキンカレー

九十九里町
08 /10 2023
一株に1〜2個しかついていない、フィオレンティーノという大玉トマトを二つ収穫した。なぜそんなに少ないのか不思議だが、できた実の形もネット検索して見ていたものと随分違う。本当にこれはフィオレンティーノなのか?
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しかも実には亀裂が入り、一つは半分腐っていた(腐っていたのに気がつかないわたしに問題はあるが)。それでも肉厚なトマトで、味もとてもおいしかったのでサラダにした。なんとなく塩気を感じるような?
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一週間ずらして種まきをした、最後のトウモロコシも収穫した。結局、すべてが受粉に失敗していたようだ。これはマシに見えるけれど、実は裏面に実がついていなかったりする。ただ、無肥料・無農薬で二年目、隣の空き地でこれが採れたのだから、不恰好でも口に入れられる分を収穫できたことを喜びたい。トウモロコシはライスに入れて炊いた。
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収穫した野菜をいろいろ入れて、印度カリー子さんのレシピで作り方を思い出しながら、インド風のチキンカレーを作ってみた。添えたオクラも今朝採ったものだ。サラダには青じそも刻んで入れてあり、ごまドレッシングで和えた。
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それから少し前に買ったわらびもち粉(さつまいも澱粉)で、わらび餅も作った。切り方が分からずまるで葛餅になってしまったが、ぷるぷるしておいしかった。ただ、翌日残りを食べたらただの寒天になっていたので、一回分だけを作った方がいいみたい。
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エダマメ、オクラ、アズキ

九十九里町
08 /05 2023
枝豆の収穫を始めた。収穫のタイミングがよく分からず、食べ頃の大きさか、それより少し早いくらいに見えたら根元から切って、サヤを取り外している。トウモロコシもさらに収穫した。
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前回よりはマシに見えるものの、受粉がうまくいっていないことは明らかだ。人工授粉をもっとうまくやる必要があるだろう。
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この収穫で、一回分の夜食にはなった。しかしやればやるほど、野菜づくりが簡単でないことが分かるばかりだ。自然の脅威が自分の知識量を超えてきて、早くも手に負えない状況に陥っている。一番ひどいのはベト病で、きゅうりはすべて抜いて処分したけれど、新しく植えた苗や朝顔にまで黄色い斑点が出てきたので、もうどうしていいか分からない。薬を使わない自然菜園では、病気にどう対応すべきなのかがあまり語られていないと思うが、薬は使わず、土が元気になるのを待つのだろう。ただ、土や植物を回復させるための具体的な手段が分からない。ニコニコと解説している自然菜園の先生たちに、うらめしさすら感じてきた(笑)。
畑の不調は、今年の春以降に雨が降らなすぎたことが原因なのか、夏は毎年こうなってしまうのか、その辺も今のところは判断がつかないが、まずは後手に回っている草刈りと水やりを進めるしかなさそうだ。
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こぼれ種で芽吹いたボリジを苗にして、マリーゴールドは挿し木で増やそうとしている。でもこれらにも変な染みが出てきてしまった。
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ポット苗を庭に植え替えた後、日差しが強すぎて何個も枯らせてしまったので、遮光シートをかけてみたらうまくいっている。もちろん水やりを忘れずにする必要があるが、萎れて枯れることがなくなった。ただ、ぐんぐん育つということもないので、油断すると枯れてしまいそうだ。
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オクラの花。株が小さいからか、低いところにあって外から見えにくいのが残念。ハリルによると、通りがかりのご近所さんが車を止めたりスローダウンして畑の様子を見ているそうだ。オクラは少しずつ収穫しているが、実のやわらかさが買うものとはまったく違うことを知った。花がかわいいので、これはまた育てたいと思った。
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小豆は一つだけ枯れているサヤを採ってみたら、かわいい豆が入っていた。
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トマトはカビがつきにくいのかもしれない。この最後の写真から元気をもらってください😆

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